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夜明け・映画『ポトフ』・坂本図書

あっという間に 1 月が終わった
よかったことを書く

夜明け

VRChat で元旦の深夜から行われたイベントのために夜明けスクリプトを書いた。
現実の日の出時刻(日本時間の 6 時 50 分)にむけて空がゆっくりと明るくなっていく。
はじめて書いた U#スクリプトが動くかどうかずっと不安だったけれど、無事に動いてよかった。

夜明けスクリプトβ
夜明けスクリプトβ

気になるのはワールドの重さで、わたしのマシンスペックでは人数が 50 人を超えたあたりから他の人のアバターをすべて非表示にしないと動けなかった。

壁がないのでオクルージョンカリングができないこともあるけれど、 Terrain で描写している草が重い。遠くの草はシェーダーで描写するなどの工夫がいりそう。

シェーダーもスクリプトも全然わからないのでなんとかしたい…

人々が♢になってる図
人々が♢になってる図

良い音楽を聴きながら、その場に居合わせた人たちと一緒に空を見上げて過ごすのはとても楽しかった。ありがとうございました

映画『ポトフ』

トラン・アン・ユン監督の『ポトフ 美食家と料理人 原題:La Passion de Dodin Bouffant』がよかった

予告では料理バトルがはじまりそうな雰囲気だけど、静かで優しい映画だった。料理オタクたちが集まって楽しそうにしていた。音楽は流れず、食材が焼ける音、鳥のさえずり、床を歩く音、豆のすじを取る音など、普段は聞きとれないような細かい環境音が心地よく耳に入ってくる。

©2023 CURIOSA FILMS – GAUMONT – FRANCE 2 CINÉMA
©2023 CURIOSA FILMS – GAUMONT – FRANCE 2 CINÉMA

部屋の中が薄暗いぶん、窓から差し込む光が美しく感じる。夕日に照らされる湯気。夜のシーンでは、ぽつぽつと光るろうそくの光にうっとりする。

盛り上がるようなシーンはなく(あるけどとても静かに淡々と進む)、刺激を求めているときには退屈な映画かもしれない。年始の震災でぐったりしていた自分にとっては、画面の中にあふれる優しさがとてもありがたかった。観てよかったと思う。

坂本図書

坂本龍一さんが所蔵していた本の一部が読める図書空間。室内での写真撮影禁止、所在地は非公開。 完全予約制で、毎月 28 日に予約ができる。受付開始は SNS( @sakamotolibrary )で告知される。

英語の本とか、装丁がシンプルでおしゃれな感じの本がいっぱいあるのだろうと予想して行った。実際そうだったけど、それだけじゃなかった。

漫画の棚には大島弓子さんの「綿の国星」があり乙女を感じた。「読むだけで絶対やめられる禁煙セラピー」があった。開いた本にメモ書きがあったり、線が引かれていたりした。ヒッピーっぽい本が多いと思った。

「ちゃんと選んだおすすめの本」ではなく、「本当に持っていた本」という感じがしてよかった。

あと読書灯があると本が読みやすいことに気づいて、読書灯を買った。